ウィークエンドスクール【レゴと建築】
第6回 「どこへいこうか駅と空港」 レポート
2004年3月21日 LISグローバルスクールにて

 

「今日、スクールに来るまでに電車に乗って来た人―!」と尋ねると、「ハーイ!」とほとんどの子が手を挙げていました。つづいて「今日、スクールに来るまでに飛行機に乗って来た人―!」と尋ねると、「そんなわけないよー!」というツッコミが‥‥。ですよね。今回のテーマは駅と空港。なかなか欲張りなテーマです。

駅と空港それぞれについて、キホンとなる要素と、キホンに加えて特徴や個性となる要素をみんなで考えてみました。まずは駅から。今日も乗って来た子がいるように、日常的に使っているものですから、「きっぷうりば!」「ホーム!」「でんしゃ!」「せんろー!」と、しっかりとキホンを押さえた4項目がぽんぽんぽーん!と出てきました。

ここで、一枚の写真が出てきます。東京駅の写真です。「これはどこの駅?」と尋ねられると、「駅なわけないよー」と言い返す子がいました。まるでホテルのような(ホテルも入っていますが)東京駅の歴史についてクイズ形式で学びました。駅舎が完成したのは、@僕たちが生まれた頃?Aお母さんたちが生まれた頃?Bおばあちゃんたちが生まれた頃?正解はB1914年。「そんなに昔なの!?」

空港のキホンは、さすがによく使う駅のようには出てきませんでしたが、「ひこうき」「かっそうろ」「かんせいとう」と、図鑑を見ながら出しあいました。それから、通路やチケットカウンター、荷物チェックなど、重要なポイントも出ましたが、今回はそれらを一つにまとめて「ターミナル」とすることにしました。空港に備わっている設備や機能を紹介したビデオを見て、管制塔の役割も分かりました。

駅と空港のキホンに加えて、ビデオや図鑑に出て来た「ホテル」「コンビニ」「ビデオルーム」などキホン以外の特徴や個性となる機能を自由に設計図の中に取り入れて、レゴブロックでの製作がはじまりました。駅を選んだRくんは、車両がスムーズに走れる幅に合わせて壁をたてレールとしました。車両が外れないようにプラットホームの幅を考え、2車線のかっこいい駅ができました。

空港を選んだKくんは、空港のキホンを押さえつつ、ビデオに出てきたリラクゼーションルームとビデオルームを合わせたような、リクライニングチェアーのついた部屋を考えて作りました。また飛行機まで燃料を運ぶための車やポンプもしっかりとそろえて、プレゼンテーションにのぞんでいました。

猛烈に集中して製作するため、プレゼンテーションの時間にはみんな少し頭がくらくらしている状態ですが、後回しにせずに駅・空港の名前や特徴を考えておいた子は、しっかりと発表することができました。プレゼンテーションになると口数が少なくなる子どもたちですが、たまにはこういう緊張感もいいのではないでしょうか。また次回もご期待ください。

 

*** 次回のお知らせ ***

2004年度第1回の開催は4月18日(日)です。テーマは「むこうとこちらをつなぐ橋」となっています。お子さんの参加をお待ちしております!

 

*** 発行 ***

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