< 2004年度1学期後半号 >

 

 

「虹はどこだ??」(テーマ「光」虹探し)

 

んなで大切に育てたかぶと虫の羽化を見届けて‥‥
中庭の木に現われたヤモリに梅雨の終わりを告げられて‥‥
さあ! 気持ちは夏休みの準備だ!!

 

 

*** 目次 ***

「まちの探検」・「光」

 

まちの探検 (後半6回/全13回)

 

前半のまち調査を市の単位まで広げて学びます。まちのかたちは時代とともに変わっていくことを知り、どのようなかたちのまちが「よい」まちなのかを考えます。総まとめとして、前半でグループで行った調査の経験をもとに、個人で自分の家周辺のたんけんマップを作成し発表会で紹介します。

 

 

武蔵野市について調べよう

 

LISがある武蔵野市はどんなまちなのでしょう。地形、交通、自然、土地利用について地図や資料を調べました。今は市のほとんどの土地が住宅として利用されていますが、100年前には農地だったところが地震や戦争によって利用のされ方が変わってきたことを学びました。

 

 

見学 六本木ヒルズ

 

調査の対象をさらに広げ、東京の都市開発の経緯について勉強した後、あたらしいまちのかたちとして、超高層オフィス・住宅のある六本木ヒルズを見学に行きました。子供たちは近代的な六本木ヒルズに感激する一方、昔ながらの町並みの麻布十番周辺にも居心地の良さを感じとっていたようです。

 

 

 

 

自分のまち探検マップを作ろう

 

「まちの探検」前半で武蔵野市のマップをみんなで作りましたが、後半ではひとりひとりが自分たちの住んでいるまちのマップ作りをしました。

 

 

休みの日に自分のまちの写真やスケッチを準備して地図を参考にしながらマップ作りをしました。K君は紹介したいものがたくさんあって、にぎやかな地図になっていました。

 

 

発表会で自分のまちを紹介!

 

自分の家に遊びに来るお友達に駅から家までの道を説明しよう。という設定で、それぞれの最寄り駅から家までの道やエリアを紹介しました。Mさんはお気に入りのパン屋さんや目印になる病院などを入れて発表しました。T君は道の曲がり角にある建物をうまく使って発表しました。K君はたくさんのエピソードを交えながら住んでいる町を紹介することができました。

 

 

今回のテーマはまちを見る視点を養うことに重点をおきましたが、この経験を基に、どうしたら住みやすいまちになるか、考えを深めてほしいと思います。

 

 

 

光 (全6回)

 

虹のしくみと光の色、虫めがねで光を集める、鏡による光の反射、光を当てて模様をつくることなどについて取り上げ、学んだことや感じたことを発表しました。プラスチックやガラス、木や布といった素材に光を当てると、そこで光がどのような変化を見せ、どんな模様をつくりだすのか、じっくりと体得していくことを目指しました。

 

 

光を見るとは?

 

光を見たことがある?そう言われると、あるような‥ないような‥。たとえばお風呂に入ったときの湯気、そこに光が当たったとき、光が見えたような気がする‥。お風呂の湯気をドライアイスの煙に置き換えて実験です。ふわりと煙を浮かせると、懐中電灯から三角に広がっていく光を発見。「わー見えたー!」

 

 

虹の色は何色(なにいろ)何色(なんしょく)?

 

虹の色、何色見えますか?「3色」、「4色」、「6色見えた!」というKくんに「本当に見えたの?」という疑いの目‥。国によって虹の見え方は違うそうですが、人によっても違うということが、この絵によって明らかになりました。

 

     

 

虫めがねで光を集める

 

それぞれが家からもってきた虫めがね。大きいの、小さいの、いろいろな大きさがありました。紙の上に虫めがねをかざしてみると、もやもやとした光が映りました。うまく上下させて、焦点(ピント)の合う位置を探します。外で実験すると、紙を燃やすほど強烈な、一つの丸い光が集められました。教室で実験すると、丸い光ではなくて、2本の光の線があわられました。さてここでクエスチョンです。このとき現われた2本の光の線の正体とは、いったい何だったのでしょうか。

 

 

光の模様をつくる素材を探そう

 

「光をあてるとおもしろそうなもの」という視点でスクールの中をみんなで探索し、いろいろなものを集めてきました。トイレに入ったかとおもうと、消臭ビーズを持って出てきたときにはビックリしました。木やプラスチックなど集めてきたたくさんの素材を、光がすきとおるもの、とおらないもの、はねかえるものの3種類に分類して整理しました。

 

 

《 発見したおもしろい光の模様を発表しよう 》

 

集めた素材に様々なやり方で光を当てて、おもしろい光の模様を探し・考えました。しゃぼん玉に下から当てた光が天井に映っていることに気付いたときには、そのキレイさにみんな大はしゃぎでした。すぐにそれを発表すると決めて発表の練習にとりかかりました。色の付いた洗剤の容器に光を当てて壁にうつる色を楽しんだり、江戸時代の明かり「行灯」をつくって、ぬくもりのある光のよさを感じたりすることができました。

 

 

 

毎日の出来事の中からいくつかのシーンを取り上げて紹介します。

 

《 遠足:深川江戸資料館 》

 

ホームルームで遠足の行き先を子どもたちが決めてくれました。当日雨天になってしまいましたが、雨天用のプログラムで深川江戸資料館へ行きました。リアルに再現された江戸の町にふれて、天ぷら屋さんごっこをするなど(?)楽しく見学することができました。

 

 

《 アクションペインティング 》(アート)

 

雨水が地面に落ちるとき‥‥、風に葉っぱが揺れるとき‥‥、自然が生み出す偶然の模様をつくり、キャンバスにたたきこむ!アクションペインティングに挑戦しました。自由に色をつくり、腕をブルンとふるって、活き活きとした線をつくりだしていました。筆を振ってしずくを落としたり、絵の具を直接たらしたりと、だれに教わるでもなく発見し、どんどんチャレンジしていく姿に感動させられてしまうナビゲータでした。

 

 

《 レゴでつくる横浜みなとみらい 》(休み時間)

 

Kくんの“休み時間を使った”長期プロジェクト。タワーの内部にも、何やらいろいろな仕組みが取り付けられているようです。強力な助っ人Tくんのバックアップもあり、巨大な作品になりました。

 

 

*** 発行 ***

LISグローバルスクール