LISグローバルスクール <ウィークエンドスクール> レポート

 

「マティスの花たば」

2004・1・18

 

 

ウィークエンドスクールのアートコース第1回「マティスの花たば」の様子を、いくつかの写真とコメントをまじえてご紹介します。

 

 

マティス「花束」の再現

 

マティスの絵を紹介している絵本を読み、模様をたくさん取り入れたマティスの絵の面白さとその色づかいの大胆さをじっくりと味わいました。そして、マティス晩年の作品「花束」をモチーフにして、みんなで大きな花たばを再現しようということで、一つ目の制作は始まりました。

 

 

色紙をはさみでちょきちょきと切り抜いて、一枚一枚花びらを増やしていきます。初めて目にしたときには「でっけー!」と感じたキャンバスも、しだいにところせましと色彩豊かな花びらでうめつくされてゆきました。このレポートの一番上にある写真が完成した作品です。

 

マティスの生きた時代と作品

 

マティスの画集を鑑賞しながら、マティスの誕生から晩年までを家族や友人にスポットを当てて解説しました。

 

第一次大戦中、息子が戦場にかりだされたマティスは、その絵の中から鮮やかな色彩を消してゆく‥。人々に心地よさを与えることを望んだマティスの、その時代の心境を考えながら、子どもたちは、それぞれの感じ方でマティスの生き方や作品に触れていました。

 

マティスのように、人に「○○な」気持ちを与える作品をつくろう!

 

晩年、絵筆を持てなくなったマティスが向かったステージが「切り紙絵」でした。子どもたちは、「何」を「どんな感じ」に表現するか計画をたてて、もう一つの制作にとりかかりました。

 

 

 

山を、海を、雲を、太陽を、虹を、兎を‥‥、何かを見ながら、ということもなく、子どもたちは次々と頭の中に描いたイメージを、自分の計画にもとづいて形にしていました。

 

自分の作品を発表しよう(プレゼンテーション)

 

「何を」「どんな感じ」に表現したのか、緊張しながらも一生懸命発表してくれました。自分の作品を見て「○○な」気持ちになってほしい。それはとてもシンプルな発想だけれども、とても奥が深く、難しく、けっこう楽しい。参加した子どもたちはそんな感想を持ったのではないでしょうか。

 

*** 発行 ***

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