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◆ 木立の中から ◆
〜LISグローバルスクール かわら版〜 Vol.44
  「プロジェクトL」ご案内
      (2006/5/14発行)
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 ☆INDEX☆
■ モンテッソーリ教育とレゴブロック
■ 「プロジェクトL」次回のご案内
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こんにちは。鈴木真理加です。
突然ですが、皆さんはモンテッソーリ教育をご存知でしょうか。
このメルマガをご覧になっている方のなかには、ご存知の方も
多いのではないかと思います。
モンテッソーリ教育は、イタリア人の医師、マリア・
モンテッソーリが確立し、現在世界中に広まっている教育法です。
私も、娘をモンテッソーリ教育の幼稚園に通わせたこともあり、
2年前、通信教育で勉強をはじめました。3月には無事卒業し、
先日モンテッソーリ教師の資格を取得するに至りました。

モンテッソーリ教育の現場に、直接携わったことは無いのですが、
レゴブロックを通して子ども達と関わっていますと、
モンテッソーリが発見した子どもの姿が、見えてくるような
気がしました。そこで、「モンテッソーリ教育とレゴブロック」
と題し、日ごろ気づいたことや、思ったことを皆さんにお伝え
したいと思います。どうぞお付き合いください。

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│モンテッソーリ教育とレゴブロック  −集中現象ー
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小さなお子さんが周りにいらっしゃる方には、子どもがやけに
静かだと思ったら、部屋がとんでもないことになっていた、と
いう経験をお持ちではないでしょうか。我が家でも、箱に入れて
戸棚にしまっておいた花瓶や花かごが、部屋中に並べられて
いたり、引き出しに入っていた化粧品が、床一面に広がって
いたりすることがありました。

では、そういったいたずらをしているときに、子どもはどうして
あんなに静かなのでしょうか。モンテッソーリは子どもには、
自分自身を成長発達させる力が備わっており、周りの環境の
中から、成長に必要なものを見つけ、それに深く関わっていく
ことに気づきました先ほどの我が家の例でいきますと、箱や
引き出しから物を出していく際に必要な手の動きを獲得する
ためか、物を1列に並べる秩序性を獲得するための行動だった
のではと推測されます。

しかし、私たち大人は、その状況を見たとたん「だめでしょ!」
と片付け、子どもが自分自身の成長のために行っていた行動を
中断させてしまいがちです。確かに、生活の場でそのようなこと
が繰り返されては、困ります。そこで、モンテッソーリは
そういった行動をおこさせるような教具を開発しそれを
満足いくまで続けられるよう、環境を整えていきました。
自分を成長発達させるために、ある事柄に深く関わり、何度も
繰り返す、この状況をモンテッソーリ教育では「集中現象」と
呼んでいます。この「集中現象」の末、子どもは達成感や満足感
を味わい、より良い方向へと成長していくのです。

さて、この現象、レゴブロックを触っているときのお子さんにも
よく見られます。1〜2歳くらいの子どもであれば、ただ
ブロックをつけるという作業を繰り返し、ブロックがぴったり
はまったときの感触や、次第に目でブロックのポッチをとらえ、
位置を合わせてはめることを楽しんでいきます。2〜3歳くらい
では同じ大きさのブロックを集めて、ひたすら高く積み上げたり、
横に長くつなげたりすることへと発展していきます。もう少し
大きくなると、壁を組んだり、イメージした形を作る中で、角を
合わせるよう、使うブロックの大きさを調節したり、使う色に
こだわったり、動きを伴うものにしたりと、どんなことに集中
するかは様々です。

シンプルなものだけに、できることが本当に幅広いので、
子どもは自分に必要なものを選び取ることができ、「集中現象」
が生まれるのだと思います。「集中現象」を起こさせるには、
整えられた環境の中での「自由選択」が不可欠です。
レゴブロックには、それ自身の中に「自由選択」できる要素が
含まれているといえるのかもしれません。


┌───────────────────────────┤
│「プロジェクトL」次回のご案内
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「プロジェクトL」は、レゴブロックを使って一人一人の自由な
発想で、作品を作っていくクラスです。テーマを自分で考え、
設計図や計画書を書いてから進めていきます。興味のあるもの
(例えば、昆虫、恐竜、乗り物など)をレゴブロックで形にして
みたり、絵本の世界や自分の家や周りの町を再現してみたり、
いろいろな車を作って、どんな車が遠くまで走れるか実験して
みたりとどんな内容でもかまいません。自分で考えて、進めて
いきます。これは、フルスクールで行なっていた「プロジェクト
学習」と同じ考えで、「プロジェクトL」は「プロジェクト学習」
と「レゴブロック」を融合したものと考えております。

これまでお子さんの作った作品については下記URLをご覧ください
http://www.lis-global.com/weekend/weekend_new.htm

詳しい内容につきましては、下記のとおりです。皆様のご参加
お待ちいたしております。

* * * * *

「プロジェクトL」

 【対象】  幼稚園年長〜小学3年生(年齢は目安ですので
       この他の方もご相談ください)
 【定員】  8名
 【日時】  2006年6月4日(日)
午前クラス 10:00〜12:00
        午後クラス 13:30〜15:30
 【場所】  吉祥寺駅周辺(お申し込み、お問い合わせの際に
       詳しい場所をお知らせいたします。)
 【費用】  2800円

※ 各クラスのお申し込みが4名に満たなかった場合には、
  クラスの変更をお願いすることがございますので、
ご了承ください。 


◎参加方法

【お申し込み方法】
ご希望のクラスをお書きになり、下記のアドレスまで、E-mailで
お申し込みください。お申し込みいただいた方に、受講に関する
資料をE-mail、FAXまたは郵便でお送りいたします。ご希望の
送付方法と送付先をお知らせください。

お申し込み先: support@lis-global.com

【参加費用のお支払い】
当日現金でお支払いください。

【お申込締切】
定員を上回った時点で締め切りとさせていただきます。

【問合せ先】
LISグローバルスクール
support@lis-global.com 担当:鈴木真理加


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企画編集:鈴木 真理加

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