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◆ 木立の中から ◆
〜LISグローバルスクール かわら版〜 Vol.09             
 
 
      (2003/3/30 発行)
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http://www.lis-global.com/magazine.htm
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☆INDEX☆
■ 英語の授業について
■ スクール便り2002年度3学期号 ダイジェスト版
■ 見学日のお知らせ
■ 編集長のひとりごと「戦争から学んだもの」 
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LISグローバルスクール代表の鈴木 隆です。長くて寒い今年の冬も
ようやく終わり、桜の季節がやってきました。皆様のご支援のおかげ
で、LISも無事初年度の授業を終了することができました。

年度の総決算として、3月23日(日)に行われた談話会には、20名近く
の方にお集まりいただきました。お子様をお持ちの方、ナビゲータ業務
に興味のある方、自分のスクール設立を計画中の方など、目的は様々
でしたが、皆さんの熱の入ったご質問にお答えしているうちに、あっと
いう間に2時間が過ぎてしまいました。私自身もこの1年を振り返り、
設立の理念を再確認する良い機会となりました。また日を改めて行いた
いと思いますので、多数の方にご参加いただければと思います。

┌─────────────────────────────┤
│ 英語の授業について
└─────────────────────────────┤

今回は、談話会でも質問のあった、LISでの英語の授業についてすこし
触れてみたいと思います。

LISでは、「英語を学ぶ」ことより、「英語で学ぶ」ことを重視して、
毎日ネイティブスピーカーが英語の授業を行っています。

具体的には、下記のようなアクティビティを通じて、英語をきっかけに
身のまわりのことから世界中の様々な事柄まで学んでいます。

「買い物」:計画を立て、教室でおもちゃのお札で練習した後に、
コンビニで実際に買い物をする
「ボーリング」:ペットボトルでピンを作ってボーリングを行い、
スコアを英語で計算する
「ハロウィン」:アメリカのハロウィンについてビデオや本で学び、
みんなでかぼちゃを削って "Jack-o-lantern"をつくる
「太陽系」:自分の好きな惑星を選んで、新聞紙を丸めて着色し、
惑星の模型をつくり、特徴について発表する
「コミックブック」:オリジナルのマンガをストーリーから考え、
台詞をできるだけ英語で書いてみる
「Around Town」:西荻窪駅周辺を写真にとり、レゴブロックで町を
再現し、建物のサインを英語で書く
「Countries & Flags」:世界地図を見ながら、白地図に国の名前を
書いたり、国旗を調べる
などなど・・・・


1年を振り返ると、1学期は英語を始めて習う子どもが多く、理解が
ついていかずに授業に集中できないこともしばしばありました。
ただ、1学期の後半から2学期には、わからない部分を推測する
姿勢が見られるようになりました。3学期にはネイティブの言っている
ことが大体はわかるようになり(推測含む)、自分からも知っている
単語をつなげて会話を試みるようになりました。まだ生徒数も少なく、
1年でカリキュラムの成果を計るのは難しいですが、今後も授業の
様子は継続的に報告しようと思います。

なお、LISにおける英語の位置付けの詳細については、メルマガ
バックナンバー(2001年11月18日発行)をご覧ください。

http://www.lis-global.com/mag3.htm


┌─────────────────────────────┤
│ 「スクール便り」 2002年度3学期号 ダイジェスト版
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─────────目次紹介─────────
  1.テーマ学習
   @地震
   A力と重さ
   B平和
 Cシャボン玉
  2.はいらいと
  3.次回予告

─────────内容紹介─────────

=== 1.テーマ学習 ===

◎地震
地震大国日本にすむ私たち。いつどこで地震が起きるかわかりません。
地震や災害にそなえて何を知っていればいいのでしょう。テーマ「地震」
では、地震の起こるわけ、地震が起きたらどうすればいいかなどを、
実験や防災館での体験をとおして学びました。また、自分たちでテーマを
決めた調べもの学習をしました。

◎力と重さ
近代科学の基礎となったニュートン力学の入門の実験を中心に学びます。
普段何気なく目にしている現象が、ある一定の法則に当てはめてみる
ことにより、つながりや広がりがでてくることを学びます。また学んだ
ことを次の実験の予想に使うという過程を繰り返し、自然科学を学ぶ
姿勢も身につけていきます。

◎平和
平和を壊す戦争によって人々の生活はどう変わるかを学ぶことで、
平和の大切さについて皆で考えました。

◎シャボン玉
大きなシャボン玉をつくって、その中に入りたい!という目的に向かって、
強力なシャボン液をつくる学習の旅がはじまりました。単にシャボン玉を
作るだけでなく、表面張力の性質を調べたり、いろいろな材料で作った
シャボン玉の性質を比べたりしました。

=== 2.はいらいと ===
テーマ学習以外にも、お見せしたいシーンはたくさん!
今回は、以下の3シーンをご紹介します。

「むさしの公園探検隊」(体育)
「西荻窪の町をレゴで再現」(英語)
「アイロンビーズ特集」(アート)

=== 3.次回予告 ===
4月からスタートするテーマは2つ、「デンマーク」「電気と磁石」です。

 *  *  *


・・・以上のような内容となっています。
ぜひ、ご覧になってみてください。
http://www.lis-global.com/newsletter_home.htm


┌─────────────────────────────┤
│ 2003年度1学期見学日のお知らせ
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2003年度1学期の見学日は、下記のように決まりました。

*5月1日(木) 9:30〜15:30
*5月19日(月) 9:30〜15:30
*6月12日(木) 9:30〜15:30
*6月30日(月) 9:30〜15:30

お申し込み、お問合せは、担当の鈴木(真理加)までお願いいたします。

(1)E-mail  school@lis-global.com
(2)電話   0422−23−2702


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│ 編集長のひとりごと「戦争から学んだもの」 
└─────────────────────────────┤

戦争というと、私には想い出すことがあります。
1991年1月、その当時勤務していた会社の留学派遣制度により、
ニュージーランドへの出発を10日後に控えていた日のことです。

既にそれまで所属していた部署から人事部付に異動になり、あちこち
で送別会をしてもらい、一年間のニュージーランド生活を想像しながら、
多少浮かれ気分で出発を待つ身となっていた私に「湾岸戦争勃発!」
のニュースが飛び込んできました。

「ふーん」と他人事のように思っていた所に、会社から「海外出張
及びに海外留学は凍結する」との一報が入ってきました。
「えーっ!」やっと状況を理解した私は、しばし呆然。あまり動揺
することのない私ですが、さすがにこの時は動揺を隠せませんでした。

戦争が直接自分に関わってくるなんて、それまで全く考えたことも
ありませんでした。確かに母親から聞いた戦争の話や、テレビで見る
戦争の映像は悲惨なものでしたが、実感とは程遠いものだったことは
事実でしょう。「戦争」ということを初めて意識した瞬間でした。

幸いにして、ニュージーランドへの留学は特例として認められ、予定
より1日遅れで出発することが出来たのですが、戦地から遠く離れた
南半球でも、戦争のことは頭から離れることはありませんでした。

英語の勉強をする意味もあり新聞は毎日読んでいたのですが、紙面の
多くは戦争の話題で占められており、自然と戦争に関連する語彙が
増えていったことを、今でも良く覚えています。

それよりも驚いたのが、ニュージーランドは第二次世界大戦では
日本の敵国であり、日本軍はオーストラリアのダーウィンを空爆したり、
ニュージーランド軍とも激しい戦いをしていたことです。日本にいる
ときには、そんなことは全然知りませんでした。

私が住んでいたオークランドにも、その時の名残である要塞があったり、
戦争博物館には戦争の悲惨な結末が記録されているのも見てきました。

それ以上に、地元のお年寄りの中には日本軍との戦争で家族や知人を
失った方もおり、反日感情をあらわにされる方々と出会ったことも、
私にとっては初めての体験であり、驚きでした。

「戦争はいつか終結するけれど、心に受けた傷は残り続ける。」

そんな当たり前のことを、初めて認識できたのがその時だったのは
遅すぎるのかもしれないですが、少なくとも今回の戦争をテレビで
見ながらも、「自分は戦争に対してどういう考え方をもっているのか」
ということを、自分の子どもに話を出来るようになっていることが、
12年前に学んだことの成果だと思っています。


 * * *


メルマガの編集長として、約1年半「LISグローバルスクール
かわら版」に関わってきましたが、開校後一年が経過したことを機に、
メルマガの実務は後進に任せ(編集長としての名前は残ります)、
私自身は新たなメルマガ『教育の縁側(えんがわ)』を発行する
ことにいたしました。

もしご興味があれば、ぜひ購読をしていただければありがたいです。

詳しくは下記のサイトをご覧下さい。
http://www.globalpartners.co.jp/kazu/engawa.htm

まだ、まぐまぐの承認が降りていないので、4月に入らないと購読の
申し込みができないと思います。購読登録を忘れちゃいそうな人は、
mailto:mag@globalpartners.co.jp
宛に「購読希望」とタイトルに書いてメールをお送り下さい。
手続きが整いしだい、私の方で登録を代行します。

(久保 一之)

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企画編集:鈴木 隆
編集長:久保 一之

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