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◆ 学校をつくろう ◆
〜ラーンネットグローバルスクール東京校ができるまで〜 Vol.07
                      (2002/3/23発行)
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ラーンネットグローバルスクール東京校の久保です。

開校まで約半月となりました。
すっかりメルマガ発行が停滞してしまい、「本当に4月に開校するの?」
と安否を気遣う(^^)メールをいただいたりと、何かとご心配をおかけ
しておりますが、スクール開校の準備は着々と進んでおりますので、
ご安心ください。

桜の花も今年は例年よりかなり早く咲き始め、開校準備室近くの外堀
は、すっかりお花見モードです。「春」ですね〜。

「春」といえば、何といっても「新入生の春」ですね。
ラーンネットグローバルスクール東京校も、4名の新入生とともにスタート
することになりました。

約一年前に正式にこのプロジェクトが発足して以来、いろいろな試練を
乗り越えながら、何とか開校迄たどり着きましたが、振り返るとあっと
いう間の一年間でした。

神戸で最初のフルスクール生入学まで三年半かかり、3名からスタート
したことを考えると、一年という短い準備期間の中で4名の子どもたちと
スタート地点に立つことができただけでも、たいへんな喜びなのですが、
4月8日にスクールで子どもたちの顔を見るまでは、この喜びはとって
おきたいと思います。

 *  *  *

今回は時間割を少し変更して、ホームルームを最初に行いますね。

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│ ホームルーム 「東京校代表鈴木隆からのメッセージ」
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読者の皆さまへ、代表の鈴木隆より、ご報告をさせていただきます。

 *  *  *

〜ラーンネットグローバルスクール東京校ができるまで〜
の読者の皆さま

1月から3月に渡り、数回の体験入学を経て、4月からのフル及び
アフタースクール入学者が決まりましたので概要をご連絡します。
(学年は新年度のものです)

フル:4名(小1男子2名、小2男子1名、小3男子1名)
アフター:11名(年中〜小3の男子6名、女子5名)

フルスクールでは、さびしくないぎりぎりの生徒数は確保できたと
思います。皆、個性的で元気な子どもたちです。授業が実際に始まれ
ば、一日体験入学でスクールの特徴がより具体的に周囲に広まり、
生徒数も増えていってくれるものと期待しています。
(現在男子校状態なので早く女の子が入学するといいな、と
某スタッフが祈っています)

アフターは予想以上の反響で、2〜3人で細々と始めようかなと思って
いたところ、11名の参加ということになり、うれしい誤算となりました。
皆さんフルスクールの内容にも興味をお持ちで、アフターをきっかけに
フルへの入学という形が少しでもあればいいなと思います。

1年の準備期間を経て、いよいよスクールが4月8日に開校します。
数え切れないほどのご支援を受けてここまでこぎつけたわけですが、
道のりは決して平坦ではありませんでした。私の子どもの教育に対する
考え方がまだまだ抽象的で、説得力に欠くこともその一因を作った
のではないかと思います。

ただ、メルマガ第一号にも書きましたが、今の子どもが与えられている
教育環境に疑問を感じ、それを変えるきっかけをつくりたいという
考え方に、数名のお子さんおよび保護者の方からの信頼を得ることが
できたものと考えています。

今後は、神戸校で経験をつんだ正本や、神戸校代表の炭谷さんの
アドバイスを受けながら、私が直接子どもと接することで、自分の
教育観・方法についてより具体的に語ることができるようになるたい
と考えています。

まだスタートにたった状態ですが、今後とも私どものスクールを宜しく
御支援頂くよう、お願い申し上げます。

ラーンネットグローバルスクール東京校代表
鈴木 隆

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さてと、いつものパターンに戻りましょうか。
第7号は「新人ナビゲータが考える理想のラーンネット」です。

ラーンネット東京校は新しい学校ですから、ある意味では皆新人なの
ですが、その中でもフレッシュな2名、同じ1980年生まれの安藤さん
と川口くんを対象にした新人スタッフ研修での一コマです。

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│ 7時間目 「新人ナビゲータが考える理想のラーンネット」
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安藤さんと川口くんは、ナビゲータとして神戸で実習を受けたり、
様々な形で子どもの教育に携わってきた経験はあるものの、いわゆる
新社会人でもあります。

ラーンネット東京校では、スクールの中でしか通用しないナビゲータ
ではなく、社会の中で通用するだけの力を身につけた一個人としての
成長をスタッフに期待しています。

その人材育成の一環として2月28日に新人スタッフ研修を行いました。

この新人スタッフ研修は、
 ★ ひとりの人間として、主体的に成長していく意識を持つ
 ★ 一社会人として基本的なビジネスマナーを学ぶ
 ★ ラーンネットの一員として、理念・意識の共有化を図る
という目的で、一般企業で行われているような新人研修のエッセンス
を入れながら、ラーンネットらしく、今後自らが成長していくための次の
ステップへの「気づき」の場面を随所に散りばめた構成になっています。

その研修の後半のセッションで、
「あなたの考える理想のラーンネットグローバルスクール」を安藤さんと
川口くんにそれぞれにプレゼンテーションを行っていただきました。

その場で課題をはじめて提示したにも関わらず、二人とも30分程度の
時間で、自ら考え、整理して、発表資料を作成し、プレゼンの内容も
それぞれ特徴があって印象的だったので、今回は二人の発表内容を
ご紹介しようと思います。

 *  *  *

(安藤さん)
理想のラーンネットグローバルスクールとは・・・
「ナビゲータもこどもも、言い合い聞き合い、変わっていく場」

◎ナビゲータとナビゲータ
 ◆思っていること、気付いたことをシェアできる
 ◆良い点は学び合い、良くない点は指摘し合う

◎こどもとこども
 ◆自分の言いたいことが言える
 ◆ともだちの言葉をうけとめる
 ◆自分に納得していられる

◎こどもとナビゲータ
 ◆こどもからのメッセージ(言葉・声・表情・しぐさ)を
   しっかりうけとめる
 ◆こどもが安心して過ごすことができる

◎スクールとスクール
 ◆情報とノウハウの共有
 ◆ナビゲータどうし、こどもどうしの刺激し合う関係

◎スクールと外部
 ◆開かれた空間であること(ふれあいの時間など)
 ◆ナビゲータ自身の外とのつながり

 *  *  *

・・・こうやって文章にすると素っ気ないかもしれませんが、「自分を
照らし、相手を照らし、お互いに成長する」という理念における「自分」
と「相手」を、「スクール」「ナビゲータ」「こども」「外部」に置き
換えて、うまくまとめて表現されていると思います。

 *  *  *

(川口くん)

☆社会を見つめ、社会を考え、自ら新しい時代をつくっていく
 意欲に溢れた学校。

☆多くの人々とともに、また行政による援助を受けて、充実した
 設備と経営を築く。

 *  *  *

・・・川口くんは、安藤さんとは少し違った視点から発表してくれました。
社会の中で生きるスクールとしての方向性、そして多くの方々の協力を
受けながら社会における価値を高めていくことを目指す姿を熱いプレゼン
で訴えていました。

 *  *  *

二人は全く観点が違うものの、どちらも自分の考えを自分のことばで、
しっかり表現しており、テキストタイプのメルマガでは、そのプレゼン
の臨場感をお知らせできないのが残念ですが、熱い心を持った若手
スタッフのエネルギーは、ラーンネット東京校の大きな原動力となって
いくことは間違いありません。

安藤さん、川口くんのこれからの活躍・成長ぶりを皆さんぜひ期待
してください!


┌──────────────────────┤
│ ひとりごと 「桜」
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「桜」に心躍る季節です。

どこに行っても桜には感動するのですが、なにげない想い出がある
桜をご紹介します。

1.札幌後楽園カントリークラブのあかしやコース5番ホールの桜
http://www.sapporo-korakuen.co.jp/golf/
以前私が働いていたゴルフ場です。
打ち下ろしのミドルホールのフェアウェイ左側にある桜の木。
べつに大した桜ではないのですが、なぜか桜の季節は桜の
そばにボールが飛んでいきます。(いわゆるミスショット・・・)

2.中野通りの桜
http://www.city.nakano.tokyo.jp/nag008.html
我が家の目の前を走る中野通り。これが意外と良いんです。
桜が散りはじめる頃、車のサンルーフを開けてこの道を走ると、
桜の花びらが車の中に飛び込んできます。

3.小石川庭園の桜
http://www.tokyo-park.or.jp/syoukai/teien/04.html
前職で人事採用教育を担当していた頃は、研修の合間の昼休みに
新入社員を連れて必ず行っていました。
庭園の桜自体も、シダレザクラもあって、たいへん綺麗なのですが、
それにも増して桜越しに見る東京ドームの白くふわふわとした屋根が、
何だか異空間に来たような錯覚を起こさせます。

 *  *  *

同じ桜でも、自分の想い出が重なるとぜんぜん違う価値が出てきます。
子どもたちにも、ぜひ「自分だけの桜」を持てるようになって欲しいと
心から願っています。

(久保)

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企画編集:
⇒久保一之(ラーンネットグローバルスクール東京校)

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